我が家が毎年、必ず訪れる島。沖縄の離島である慶良間諸島の渡嘉敷島のご紹介です。
この島は、仕事で疲れた体と精神を一気に回復させてくれる魔法の島。
この島に来ないと、夏は始まらないし終われない。
国立公園に指定
H26年3月5日(珊瑚の日)にこの渡嘉敷島を含む慶良間諸島は全国で31番目の国立公園に指定されました。
島民の珊瑚保全の取り組みや環境と調和した「エコツーリズム」の構想が評価されて、H28年にはさらに日本の国立公園33ヶ所の中から国が最高水準の「ナショナルパーク」に育てる為に先行的・集中的に取り込む8つの国立公園の1つに選ばれました。
また、国立公園に指定されたということは、日本を代表するすばらしい自然が存在するという証であり、村にとって大変名誉なこと。
渡嘉敷島に行く皆様への注意事項
渡嘉敷島の自然は島民たちが守ってきた宝物。
貴重な自然環境と独特の生態系を未来の子供たちにも残してあげたい。
豊かで美しい自然を守りながら渡嘉敷島を楽しんで欲しいと思います。
渡嘉敷島って
透明度の高い海
慶良間諸島の中で一番大きな渡嘉敷島の海は、世界でも有数の透明度を誇り、「ケラマブルー」と称されています。
ケラマブルーとは・・・
長年かけて海底に堆積したサンゴ礁が、白い海底の砂となり、太陽の光を反射して独特の海の色を生み出している。
透明度が高い海が多い沖縄ですが、その中でも、慶良間の美しさは群を抜いている。
数10m先まで見渡せるほど澄んでおり、沖縄特有の白い砂地に反射した太陽光が、キラキラと海中で輝いています。
何もかもがクリアに見えるその海では、美しいサンゴ礁や色鮮やかな熱帯魚たちを、はっきりと見ることができます。
“世界が恋する海“と称される慶良間諸島。一生に一度は訪れて欲しい海の1つです。
貴重な動物たち
サンゴやウミガメ、ザトウクジラなどの海中生物の他、亜熱帯独特のカラフルな植物など、貴重な自然と出会えます。
慶良間諸島には、ウミガメの産卵場所や、エサ場となっているスポットが多く、ウミガメと出会う事も珍しくありません。
また、エサとなる海藻は水深の浅い場所にも生えているため、ビーチから近い浅瀬でもウミガメに会えることもしばしば。
野生の生き物なので必ず出会えるとは限りませんが、ダイビングやシュノーケリングを楽しみながらウミガメを探しに行くプランもあります。
運がよければ慶良間の海でウミガメに出会えるかもしれません。
夏の間、食べ物の豊富な北アラスカ海域でお腹一杯にしたザトウクジラは、冬場になると渡嘉敷島を含めた多くの島々が集まるケラマ諸島に繁殖のために帰ってきます。
彼らが繰り広げるパフォーマンスは、ジャンプや尾ビレで海面を叩いたり、時にはメスをめぐってのオス同士の争いなど、とても言葉では表現できない、その場を観た者にしか判らない、強い感動を私たちに与えてくれます。
渡嘉敷島の位置
渡嘉敷島集落マップ
集落は、港のある「渡嘉敷」と
ビーチのある「阿波連」と「渡嘉志久」の3つ。
渡嘉敷港
那覇の「とまりん」から渡嘉敷島を目指すと、この港に到着する。
渡嘉敷島に到着したからと言って近くにビーチがあるわけでは無いので注意が必要。
ビーチへ行くには、レンタカーやタクシー、バスでないと行けないが、断然、バスがおすすめ。
レンタカー借りたとしても観光スポットがあまりないので、損します。
路線バス
※シーズンはゴールデンウィーク、7月、8月、9月(金・土・日)
※夏は3月~9月
※冬は10月~2月
料金
片道 大人:400円 、 小人:200円
連絡先
とかしき観光バス ☎198-987-2232
タクシー
米浜交通(レンタカーとタクシー)☎090-3078-5895
阿波連・渡嘉志久地区
阿波連と渡嘉志久は阿波連の方が栄えている。
日帰り観光などは阿波連ビーチに行けば間違いでしょう。
水族館の水槽を上から覗き込んだように、カラフルな魚がビーチからのシュノーケリングで見ることができる魅力満載。
渡嘉志久ビーチの目玉はやっぱりウミガメ!
渡嘉志久ビーチの入り江にはウミガメが住み着いていて、行けば90%の確率で見ることが出来る。
野生のウミガメと一緒に泳ぐという幻想的な世界を楽しめる。
島内交通の注意事項
急坂・急カーブに注意
沖縄の離島には珍しく山や緑が楽しめる渡嘉敷島は急勾配、急カーブも多い。
レンタカーやレンタバイクなどの運転は気を付けましょう。
運転中、木々の合間から見えるビーチは最高に綺麗!しかし、前を向いて運転しましょう。
移動手段は目的に合わせて
徒歩での渡嘉敷港から各ビーチへの移動はアップダウンが多く、夏場は特に険しい道のりに。
レンタカーやバスの他、宿泊施設の送迎サービスが利用できる場合があるので、事前に確認を。
渡嘉敷港~渡嘉志久ビーチまでの徒歩での移動時間は約50分。
渡嘉敷港~阿波連ビーチまでの徒歩での移動時間は約80分。
炎天下の中荷物を持っての移動は無謀ともいえるでしょう。
タクシーは事前に連絡を
島内のタクシーには台数に限りがあります。
利用を考えている場合は、時間や日程に余裕を持って事前に連絡しましょう。
夜の道は特に安全を心がけよう
島内には街灯が設置されていない道が多いです。
夜間に集落を徒歩で散策したり、車を運転するときは安全かどうかきちんと確認しましょう。
バスの運行時間は要確認!
バスの運行時間は船の運航スケジュールによって変更になることも。
島内放送をチェックするか、不安な場合はバス会社に問い合わせましょう。
≪とかしき観光バス ☎098-987-2232≫
レンタカーは事前に要予約
島内の移動に便利なレンタカーは、夏のハイシーズン時には予約でいっぱいになることも。
旅のスケジュールが確定したら、事前に予約しましょう。
おすすめグルメ
島を訪れたら食べたい。自慢の島グルメ
海に囲まれた渡嘉敷島の名物はなんといっても海産物。
近海でとれた魚料理は、どれも満足のおいしさです。
最近ではおしゃれな店も増え、本格自家製ピザやアサイーボウルが食べられる店も。
渡嘉敷島の魅力が詰まった「島グルメ」をぜひ堪能してください。
夜間の外食は21時までに
島内の飲食店や売店は21時に閉まるところが多いです。
宿泊施設以外で夕食を食べる場合はそれまでに済ますか、営業時間内に購入しておく必要があります。
また、冬季は休業する店もあるので事前に確認を。
ATMは島内に2ヶ所
島内でクレジットカードが利用できるお店は少ないので、事前に現金を準備しておいた方がベター。
島内で引き出したい場合は渡嘉敷地区にATMが2ヶ所設置されている。
阿波連、渡嘉志久地区にはないのでご注意を。
渡嘉敷島のルール
・ビーチでは案内の指示に従いましょう。
・海に入るときはライフジャケットを。
・お酒を飲んで海に入らない。
・水中生物・サンゴ、石は持ち帰らない。
・水中の生物は優しく見守って。
・サンゴの上には立たないで。
・もり・やすの持ち込みは危険。
・ゴミは分別して指定の場所へ。
・運転は交通ルールを守って。
・駐車は決められた場所に。
・喫煙所を確認しましょう。
・集落内を水着で歩くのはNG
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