台風シーズン到来。なぜ沖縄は台風が接近しやすいのか。





沖縄の夏がやってきますね。
それと同時に、台風が接近しやすい時期にもなってきますね。
そもそも、なぜ、沖縄に台風が接近しやすいのか解説していこうと思います。

台風とは

「台風」と言われるには、ある特定の条件を満たしている必要があります。

①場所

北西太平洋または南シナ海に存在すること。
ん?どこ?ってなりますよね。
北西太平洋は北半球の東経100度~東経180度で、
南シナ海とは中国・ベトナム・台湾・フィリピンに囲まれた海域。
地図でいうとこの辺り
南シナ海の地図

②最大風速

低気圧域内の最大風速が17m/s以上であること。
17m/sとは子供であれば飛ばされそうになり、大人であれば体を傾けても風に支えられて保持できるくらいをイメージしてください。
軽いものであれば容易に吹き飛ばされ、非常に危険な風速です。

上記、2つの条件を満たすと「台風」ということになります。
それ以外の熱帯の海上で発生する低気圧は「熱帯低気圧」と呼ばれます。

台風の発生条件

海面水温が26.5℃以上で台風が発生しやすいといわれています。
北西太平洋または南シナ海は5月~10月にかけて、海面水温が26.5℃以上に上昇します。

台風の発生原理

強い日差しにより暖められた海面は、海水温が上昇する。
海面から多くの水蒸気が発生。
太平洋高気圧の影響を受けて上昇気流が発生。
水分を多く含んだ空気が上昇気流に乗り積乱雲を生成。
積乱雲を作るときに放出される熱によって気圧が下がり、熱帯低気圧となる。
この熱帯低気圧に向かって周囲から湿った風が吹き込む。
さらに上昇気流となり、多数の積乱雲が生成される。
これらを繰り返し台風となる。

台風の終息

台風のエネルギーは水蒸気。この水蒸気の供給が無くなれば台風は温帯低気圧へと変化し、終息を迎えます。
台風は地上や海面を移動することで摩擦によりエネルギーを少しづつ奪われます。
なので、移動速度の遅い台風ほど、勢力を保ったまま移動してきます。
日本付近に接近すると、上空に寒気が流れ込み本来の性質を失い「温帯低気圧」に変化します。

台風の移動方向

なぜ、台風は沖縄を通り道とするのか。
本当に迷惑な話です。
一番関係している要素は「太平洋高気圧」の位置。
台風の進路は太平洋高気圧に沿って進み、ちょうど沖縄付近が太平洋高気圧のへりに当たるためです。
イメージはこんな感じ。
台風の進路
地図で見れば一目瞭然ですね。
8月はフィリピン付近にモンスーン(偏西風)が太平洋高気圧に向かって吹き、台風が発生しやすい。
この太平洋高気圧付近に発生した台風はもれなく沖縄付近を通過することになります。
発生しやすいうえに沖縄が通り道ってことです。

最悪です・・・

この太平洋高気圧さえなければ沖縄に台風が接近することがないのに・・・
と思ってしまいますが、
この太平洋高気圧は、梅雨時期に日本列島に存在する梅雨前線を上に押し上げてくれる大切な役目を果たします。
東京暮らしの私には大切です。

まとめ

結局のところ、夏の沖縄に台風が接近しやすいのは、太平洋高気圧の影響が一番です。
「沖縄の南の海上に台風が発生しました。」
というニュースを聞いたら、天気図から太平洋高気圧の位置を把握することである程度の台風の進路を予想できます。
天気を制し、沖縄を楽しみましょう。